アプリのリリース
■リリースまでの流れ
スマホでアプリを開発する場合、基本はiPhoneかAndroidの2択になるかと思います。
下の表はiPhoneとAndroidの開発環境や使用言語などを比較するための表です。
①.開発時に必要なものをそろえる
・必要なもの
アプリを開発する際に必要なものはPCとネットワーク環境があれば開発は可能です。
PCはiPhoneアプリを開発するのであればMacのPCでないと開発ができませんので、
MacのPCを購入してください。
・費用
費用はPCを買うならばPCの代金、そしてデベロッパーの登録料です。
iPhoneは1年毎に99ドル、Androidは登録時のみ25ドルかかります。
きちんとリリースまで考えているのならデベロッパー登録は必須です。
②.開発環境をインストールする
・開発環境
iPhoneはxcode、AndroidはEclipseまたはAndroidStudioをインストールします。
現在GoogleはAndroidStudioを推奨していますので、AndroidStudioを
インストールしたほうがいいかもしれません。
※ゲームライブラリを使用する場合は別途インストールが必要なものがあったりします。
・開発言語
iPhoneはobjective-cまたはswift、AndroidはJava言語を使用します。
objective-cはMacOSの公式開発言語ではありますが
swiftもAppleが数年前に開発した言語です。
現在はswift、objective-cどちらでも問題ないかもしれませんが、
今後はswiftがメインになるかもしれません。
ゲームエンジンを使用した場合の言語は以下のようになっています。
・Unity
Unityはxcodeのインストールが必須です。
理由はUnityでiPhoneの実行ファイルの作成を行った場合ipaではなく
xcodeプロジェクトが書き出されます。
一方Androidはapkファイルが作成されますので、
AndroidStudioをインストールしなくても
Unity単体をインストールすれば開発は可能です。
・OpenGLES
OpenGLESはxcode、AndroidStudioともにインストールされていますので
xcode、AndroidStudio以外の何かをインストール必要はありません。
もし、AndroidでOpenGLをC++で開発したいと考えている場合のみ
NDKを別途インストールする必要があります。
・cocos2d
xcode、AndroidStudioのインストールも行う必要があり、
PythonやNDK(Androidのみ)のインストールも必要です。
③.開発
開発は開発環境によって異なりますので特に明記はしません。
ただ、実機でのテストに関してはiPhoneはデベロッパー登録を行っていないと
データを実機に流すことができません。iPhoneで実機で開発を行う場合は
デベロッパー登録を行ってください。
④.リリース申請
リリース申請はiPhoneはAppleの審査が必要です。審査期間は2、3日ほどかかります。
Androidの方も審査はありますが、24時間程度でリリースされるようです。