Type
■概要
Typeはユーザー定義のデータ構造のことです。
CやC++でいう構造体と同じ働きをします。
■書式
●書式例
アクセス指定子 Type タイプの名前
メンバ変数名 As データ型
メンバ変数名 As データ型
・
・
・
End Type
※アクセス指定子は別で説明します。
このシート内で使用するならPrivate、
シートをまたいで使用するならPublicにします。
●具体例
private Type Param
m_Hp As Integer
m_Mp As Integer
m_At As Integer
m_Def As Integer
End Type
■注意点
Typeは必ずプロシージャより上で定義しなければいけません。
以下のようにプロシージャが上に来ている場合エラーとなります。
●例
Sub Test()
End Sub
private Type Param
m_Hp As Integer
m_Mp As Integer
m_At As Integer
m_Def As Integer
End Type
■使用方法
ユーザー定義型の定義が完了したら、後はIntegerなどと同じように
変数宣言を行えば使用することができます。
宣言後のメンバ変数へのアクセスは「変数名.メンバ変数」で行えます。
●例
private Type Param
m_Hp As Integer
m_Mp As Integer
m_At As Integer
m_Def As Integer
End Type
Sub Test()
Dim prm As Param
prm.m_Hp = 10
prm.m_Mp = 100
prm.m_At = 1000
prm.m_Def = 10000
Debug.Print prm.m_Hp
Debug.Print prm.m_Mp
Debug.Print prm.m_At
Debug.Print prm.m_Def
End Sub
出力結果:
イミディエイトウィンドウに
10
100
1000
10000
と、表示される