環境構築
■簡易実行
Ocamlの勉強などでPCに開発環境を入れたくない場合は Web上でコードを打って実行することが可能です。 ●Try Ocaml 「Try Ocaml」はコードの実行や、保存をすることができるサイトです。 学習だけならこのサイトで十分だと思います。 Try Ocaml
■構築方法
きちんとPCに開発環境を整える場合はOcamlのサイトからインストーラーを ダウンロードする必要があります。 ●インストールの流れ インストールは基本的に何かを変更する必要はなく、 そのまま進めるだけで問題ありません。 ●インストールの確認 インストールが無事完了しているかどうかを確認するには コマンドプロンプトを実行してocamlと入力します。 無事インストールされていたらOCamlのバージョンが表示され 次の行に「#」記号が表示されます。
■実行
OCamlによるプログラムの実行はコマンドプロンプトでの 対話式コンパイラ形式による実行とバッチコンパイラによる実行方法があります。 ●対話式コンパイラ形式 対話式コンパイラ形式はコマンドプロンプトから実行を行います。 ・起動 コマンドプロンプトを起動して「ocaml」と入力すると OCaml対話式コンパイラが起動します。 ・コーディング方法 OCamlのコーディングを行い、 一文を書き終えたら最後に「;;」を入力します。 例: 入力: 1 + 1;; 結果: - : int = 2 上の式は1 + 1の計算を行う一文です。 その結果としてint型の値2が表示されます。 ・終了 対話式コンパイラを終了するには「#quit;;」と入力します。 ※コマンドプロンプトの#とは別に「#」は必要です。 ●バッチコンパイラ形式 バッチコンパイラによる実行を行うには処理をコーディングした 「.ml」形式のファイルを作成し、コンパイルを行い 「exe」ファイルを作成します。 ・コンパイル方法 コンパイラは開発環境をインストールした際に 一緒にインストールされいるのでそちらを使用します。 ※最も簡単なコンパイル方法の紹介をします。 事前準備 テキストファイルを起動して以下の一文を入力し、 「hello_world.ml」と名前を付けてください。 let () = print_string "hello world\n" ①.コマンドプロンプト起動 コマンドプロンプトを起動します。 ②.コマンド入力 次の書式でコマンドを入力します。 書式: ocamlc -o 実行ファイル名 ソースファイル名 例: ocamlc -o test.exe hello_world.ml ③.実行ファイルの確認 無事コンパイルが通ったらexeファイルが作成されるので、 きちんと作成されているかどうか確認します。 ※exeを実行してもウィンドウは即時閉じられるので、 コマンドプロンプト上で起動して確認して下さい。
