Gitの苦手意識克服方法
-プッシュしなければ大丈夫-
概要
最終更新日:2020/02/06
この記事ではGitに対する苦手意識を克服する方法を紹介します。
失敗で迷惑をかけたくない
この記事は以下の理由から苦手と感じている人が対象です。
Gitの操作を失敗してチームの人に迷惑かけたらどうしよう……
この記事の方法は、機能などをよくわかってない状態で使用して
失敗したり、迷惑かけたりするのが嫌な人に効果がある可能性が高いです。
プッシュしなければ大丈夫
苦手意識を持っている人は以下のことを理解してください。
バージョン管理システムは個人の環境で作成した内容を
リモートリポジトリに反映することで初めて他の人に影響が出ます。
つまり、Gitならプッシュしなければ他人に迷惑はかからないし、
失敗を誰かに知られることはありません。
被害という意味で言うならば自分にだけ被害がでます。
自分だけの実験場(遊び場)を作る
プッシュしなければ、コミットしようが、ブランチを作ろうが、
マージしようが、リベースしようが全く関係ありません。
使ったことのないオプション機能にチェック入れて実行しても大丈夫です。
もし、失敗しても被害が出るのは自分のリポジトリだけです。
自分のリポジトリにも被害が出るのが嫌ならば
本番用とは別にもう一つローカルリポジトリを作成して、
それを実験場にして本番でやろうとしていることを試してください。
初心者の方が勘違いしている人が多いのですが、
リモートリポジトリから自分のPCに作成できるローカルリポジトリは
一つだけしかいけないということはありません。
複数作成できます。
失敗していいから無茶ができる
失敗するのが嫌、指摘されるのが嫌という人は、
新しいことをやろうとしても、それが失敗しそうな場合は
リスクを恐れて新しいことをやらず、できる範囲で安全な方法をとります。
その結果は自分自身の理解や成長の遅延に繋がります。
この方法は失敗していい環境を用意することで
新しいことに挑戦し、その結果を経験として培われ、実践で活きます。
シンプルですが、失敗を恐れないで済むというだけで
全く気持ちが違います。
問題は解決策を見つける
実験場のリポジトリでは、色々試して、失敗をしてください。
実験場はそのためにあります。
そして、その失敗は放置せずにできるだけ解決策を見つけてください。
もし、解決するために色々試した結果、実験場が訳が分からなくなったら
問題の内容、発生手順をメモしてからリポジトリを削除してください。
実験場のリポジトリなので用がなくなったり、訳が分からなくなったら
遠慮なく消して構いません。
その後、もう一度実験場で作り、同じ状況を再現して修正を行います。
解決策が見つからないようならメモの内容をもとにしてGitが詳しい人に
質問をしてみて、解決方法を見つけてください。
そして、その方法で問題を解決してください。
まとめ
- バージョン管理はプッシュしなければ他人に影響はない
- 実験場のローカルリポジトリを作成して、そこで色々と試す
- 実験場はたくさん失敗する場所
その失敗の経験、解決方法を実践に活かす