ボタン

■ActiveXコントロール、フォームコントロール

ActivieXコントロールフォームコントロールは
ボタンやラジオボタン、チェックボックス等の
GUIパーツをExcelに追加することができるメニュー項目です。
※Excel2003以前はコントロールツールボックスと呼ばれていました。

●表示方法(Excel2007以降)
	フォームコントロールは「開発タブ」の「挿入」で表示されます。
	この「開発タブ」は表示されていないことがありますので、
	以下の方法で表示を行ってください。
		
	①.オプションの選択
		メニューのファイルタブを選択して、ファイルメニュー内のオプションを選び、
		オプションウィンドウを表示させます。
		tool_0032

	②.リボンユーザーの設定
		オプションウィンドウ => メニュー => リボンユーザー設定の中にある
		「開発」のチェックボックスにチェックを入れます。
		tool_0033

	③.挿入選択
		開発タブがメニューに追加されるので選択して
		メニュー内にある挿入を選ぶとフォームコントロール、
		ActiveXコントロールが表示されます
		tool_0034

●表示方法(Excel2003まで)
	上段メニュー「表示」=>「ツールバー」=>「コントロールツールボックス」を
	選択することでツールボックスが表示されます。

●フォームコントロールとActiveXコントロール
	フォームコントロールとActiveXコントロールでは同じようなGUIがあります。
	それらのGUIを選択してExcelのシートに配置が可能です。

	・フォームコントロールの特性
		フォームコントロールは配置したGUIに対して
		手軽にマクロの登録ができることです。
		ただし、細かい処理や設定などは行うことができません。

	・ActiveXコントロールの特性
		ActiveXコントロールは配置したGUIの処理などは
		VBAでしっかりと行う必要がありますが、
		各GUIのイベントや設定に関して細かい処理を実装できます。
		
	ActiveXが推奨されているのでボタン設定の流れはActiveXコントロールで行います。

■ボタン

ボタンの設定はActiveXコントロールで配置を行います。
ボタンアイコン選択後にシートをクリックすることで
シートにボタンが作成されます。

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●デザインモード
	デザインモードとは設置したGUIの編集を行えるモードで、
	GUIの位置の移動やサイズの変更を行えます。
	このモードがONになっている間はボタンをクリックしたり、
	チェックボックスをクリックしてもプロシージャは動作しません。

	・デザインモードの切り替え
		デザインモードの切り替えは開発タブ内やVBAエディタにある
		「デザインモードボタン」をクリックすることで切り替わります。

●ボタンの編集
	ボタンを作成すると作成したシートにボタンが追加されています。
	プロパティシートに「Command Button」が追加されているので確認して下さい。
	※デザインモードがONになっていないと表示されないので、注意して下さい。

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	①.オブジェクト名変更:
		オブジェクト名はこの後に説明するボタンクリック時のプロシージャの
		名前に影響しますので、最初に変更します。

	②.ボタンの文字変更:
		シートのボタンで表示している名前の変更はプロパティシートの
		「Caption」で行うことができます。

	③.クリック時のプロシージャ:
		ボタンクリック時に動作するプロシージャを作成します。
		このプロシージャの書式は以下の通りです。

		書式:
			Private Sub オブジェクト名_Click()
		
			End Sub

			オブジェクト名の部分が「OutPut」なら「OutPut_Click」
			「CommandButton」なら「CommandButton_Click」となります。

		このプロシージャ内に処理を記述することでボタンをクリックした際の
		挙動の実装を行うことができます。

		例:
			Private Sub TestButton_Click()
				MsgBox "ボタン押された"
			End Sub