定数と変数

定数

数値の3や10など、値を変えることのできないデータのことを定数といいます。
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※これ以外にもありますが、詳しい説明が必要となりますので別で行いたいと思います。

変数

変数とは値を保存したり、変更したりできる領域のことです。
イメージとしては箱や引き出しの中にもの(値)を出し入れしている
イメージがわかりやすいかと思います。
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変数の宣言

宣言の書式例

型名 変数名;

具体例:

int player_hp; // player_hpという変数名のint型変数を宣言 変数を使用するためには書式例のような形で宣言を行わなければいけません。 宣言を行うことによりプログラムでこの変数を使うということを知らせます。 具体例はint型のplayer_hpという名前の変数が宣言されたことになります。

C_0005
上の表は変数のの種類を列挙したものになります。
表にあるように型は範囲やサイズが決まっていて、
char型だったら-128~127の範囲の値を扱うことができます。
型は用途などに合わせて使い分ける必要があります。

変数名

変数名とは宣言した変数につける名前のことです。
変数名には規則があり、それに伴って名前をつけなければいけません。

変数の命名規則:

①.頭文字は_(アンダーバー)か英字(a-z)の大文字か小文字を使用する ②.2文字目以降は_(アンダーバー)と大小の英字(a-z)、 そして数字(0-9)を使用することが可能 ③.予約語で使用されている文字列(int、char等)は使用できない

問題ない変数名とエラーになる変数名の例:

問題ない変数名

int _test; int Test10; int test;

エラーになる変数名

int 1test; // 1文字目に数字を使用しているのでエラー int +test; // 1文字目に+記号を使用しているのでエラー int float; // 予約語(float)を使用しているのでエラー

変数の代入

変数に数値を入れることを代入するといい、記号の「=」を使用します。
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代入を行うと変数にその値が入りますので再度代入を行わない限り、
その変数は代入した値として扱えます。
上の図ではint型の変数「hp」に1000の値を代入していますので、
代入後はhpを1000の値として扱えます。

変数の初期化

宣言した変数に対して何らかの値を代入することを「変数の初期化」と呼びます。
変数の宣言時は変数にどんな値がはいっているか確定していません。
そのような状態(初期化前)の変数を使用した場合、
予期せぬエラーが発生する可能性がありますので、
変数を宣言したら何らかの値を代入して初期化をしておくことが大切です。
初期化を行う方法は宣言時と宣言後の2種類あります。

宣言時初期化

int player_hp; // 変数名:player_hpというint型の変数を宣言 player_hp = 1000; // player_hp に1000を代入する

宣言後初期化

int player_hp = 1000; // player_hpを宣言したときに1000を代入する

複数の宣言

変数は同じ型であれば一度に複数宣言することも可能です。

書式①

書式例

型名 変数名, 変数名;

具体例

int a, b; // int型の変数 aとbを一度に宣言

書式②

書式例

型名 変数名 = 値, 変数名 = 値;

具体例

int c = 2, d = 3; // int型の変数cとdを宣言しcを2でdを3で初期化