最終更新日:2020/03/10 Unityの実行中に画面の色を変更する方法とメリットを説明した記事です。 主に次の項目に該当する方に向けて書いています。
Unityは通常時と実行時を区別するために画面の色を変えています。 通常時の色から少し濃ゆい色に変化しますがこの色は変更することが可能です。 まず、Unity画面の上段メニューから「Edit」=> 「Preferences」を選択します。 次に、選択後表示されたウィンドウの左側のメニューの「Colors」を選択すると、 画面に様々な色の枠が表示されるので、その中から「Playmode tint」の枠を探して クリックします。 クリック後に表示されたカラーパレットで色を変更します。 変更後、実行すれば設定した色に変わっています。
画面の色の変更は、初心者の方は是非実行して欲しいと思っています。 なぜかというと変更によって以下のメリットが受けることが出来るからです。
デフォルトの実行画面の色は通常の色が少し濃ゆい色になっています。 慣れてくればある程度見分けがつきますが、最初の内は気づきにくいレベルです。 これを実行中だとはっきりとわかる色に変更すれば 通常時か実行中かが明確にわかります。 なぜ、実行中であることを分かるようにした方がいいかというと 実行中のEditorの変更はリセットされるという仕様があるためです。 Unityでは、実行中にInspectorの値やSceneに新しいGameObjectを配置しても 実行を終了した際に、全て実行前の状態に戻ってしまいます。 実行中だと気づかないで開発を進めていって、ある程度進んでから実行中だと 気づいて絶望するということがたまにあります。 その為、実行中だということがはっきりとわかる色に変更すれば、 そのような問題が起きることも少なくなるので、 慣れていない方は是非変更して欲しいと思います。
色の変更は実行中でもリアルタイムで行うことが出来ます。 この変更は実行を終了してもリセットされることはありません。
初期の色に戻したい場合は「Preferences」の「Colors」画面の下に 「Use Defaults」ボタンがあるので、それをクリックすれば元に戻ります。 ただ、このボタンを押した場合は他の色変更まで戻ってしまうので 注意してい下さい。 実行画面のみ戻したい場合は新しいプロジェクトなどを作成し、 デフォルトの実行画面の色情報を調べて、設定すれば元に戻せます。