フォーム送信

■form要素

HTMLではform要素を使用することでHTML内で入力された内容を
サーバーへ送信することができます。
form要素ではactionとmethod属性を使い、送信先や送信方法の設定を行います。

●action属性
	action属性は送信先のURLを指定します。

	・書式例
		<form action=URL>

	・具体例
		<form action="http://localhost/test.php">

	action属性を指定しない場合のURLはformを
	使用しているページにデータを送信します。

●method属性
	method属性は送信内容の設定を行います。
	POST、またはGETのいずれかを選択します。

	・書式例
		<form method=種類>

	・具体例
		<!-- POST通信 -->
		<form method="post">

		<!-- GET通信 -->
		<form method="get">

	methodを指定しない場合はGETで送信されます。
	※GETとPOSTについては次の項目で説明します。

■GETとPOST

GETとPOSTはサーバーにデータを渡すときに使用される方法です。

●POST
	POSTは送信するデータの内容を利用者に見せることなく
	サーバーへ送信できる送信方法です。

	・特徴
		・秘匿性が高い
			サーバーに送信する内容は利用者に知られることはないので
			パスワードなどの開示してはいけいない情報を送信する際に
			使用されます。

		・送信データに制限がない
			送信するデータに対して制限がないので、
			画像などのサイズの大きいデータを送信する際に使用されます。

●GET
	GETは送信する内容をURLに付与することでサーバーへ情報を伝えます。
	送信するとURLの末尾に「?」がつき、その後ろに送信する情報が付与されます。

	・例
		http://localhost/test.php?id=10

		上のURLのid=10という部分がGETで送信されたデータの内容です。
		送信内容は「パラメータ名=値」で構成されているので
		idがパラメータ名で10がidに設定されている値になります。

	・特徴
		・URLとして扱える
			URLの後ろに情報を設定するので、情報を含めて
			一つのURLとして扱うことができます。

		・扱いやすい
			URLの後ろに情報を設定すれば、その内容が送信されるので、
			きちんとして手順で送信しなければいけないPOSTよりも
			扱いやすいです。

		・情報が開示される
			URLにすべての情報が入ってしまうので
			秘匿性の高いパスワードなどを扱うには向いていません。

		・制限がある
			URLとして扱うので設定できる文字数に制限があります。